オオゲツヒメ





オオゲツヒメの物語が強く示唆しているものが少しづつ解けようとしかかっている気配がする。
後に残された歴史が伝えるストーリーの端々には絶対に隠そうとしている核になるものがある。

オオゲツヒメの作用はすぐ目の前にもそこ此処にある。

貝はなぜそんな巻き方をするのか。
植物は何故私たちに命を与えるのか。
オオゲツヒメはなぜ数ある神々の中においてかくも寡黙に与えづつける存在なのか

石はなぜその形に配置されたのかに繋がる気がする。

突然今思い出したのだけど。
昔のアルプスの少女ハイジの歌詞。

口笛はなぜ遠くまで聞こえるの?
あの雲はなぜ私を待ってるの?

これって!
まったく同じことだと今気がつく❗️

その作用そのものを讃えている。。



2020年10月



何も語らないオオゲツヒメの物語りを敢えて語ってみるに。

殺されたのは本当はツクヨミであったらしい。
太陽を信仰するヒミのクニにきた月の民がヒミを欲しいままにした結果、
後に月の民であることを隠蔽しながら太陽信仰であるという物証としてのアマテラス岩戸ごもりを捻出した。
その舞台となった場所が、今の阿波なのだという。

空海はおそらく全部知っていてそれをぐるぐる巻きに更に硬く縛るように巻き留めようとして、
あれほど沢山の霊場を作ったと思われる。

スサノオやツクヨミに殺され続け豊穣を生み続けるオオゲツヒメ神話は縄文的祭祀とその巫女の象徴でもあり、
実在的祭祀王でもあったのだろうとは思う。

確かに、オオゲツヒメにしろツクヨミにしろ徹底して寡黙を決めこんでいる。
なんせ葬られたツクヨミが葬ったことになっているあたり、あやしい。
だけどそろそろ、そんなベールも剥がれていくのだろうな。。




阿波國一之宮「上一宮大粟神社」(かみいちのみやおおあわ)

【旧号】
郷社

【鎮座地】
徳島県名西郡神山町神領

【式内】
天石門別八倉比売神社

【御祭神】
大宜津比売命(オオゲツヒメノミコト)
天石門別八倉比売命(あまのいわとわけやくらひめノミコト)
大粟比売命(オオアワヒメノミコト)

【御神紋】
丸に抱き粟



古事記によると大宜津比売命(オオゲツヒメノミコト)は阿波の国を開いた食物五穀を司る「大いなる食物の豊受女神」です。


日本には様々な神々をお祀りする数多くの神社があります中、一番多いとされている神社が誰もがご存知でしょう稲荷神社です。
「稲成り」が転じて稲荷となった説もあるその稲荷神社の祭神として祀られているのが、倉稲魂命「宇迦之御魂神」(ウカノミタマノカミ)です。
その倉稲神命とは、食料の神として最高の地位を持っていた「オオゲツヒメ」なのです。



オオゲツヒメ説話は下記の通りです(Wikipediaより)

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高天原を追放された須佐之男命が空腹を覚えて大気都比売神に食物を求め、
大気都比売神はおもむろに様々な食物を尻から食材を取り出し、それを調理していた。
須佐之男命は、そんな汚い物を食べさせていたのかと怒り、大気都比売神を斬り殺してしまった。
すると、大気都比売神の頭から蚕が生まれ、目から稲が生まれ、耳から粟が生まれ、
鼻から小豆が生まれ、陰部から麦が生まれ、尻から大豆が生まれた。
これを神産巣日御祖神が回収した。
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参考文献
・Wikipedia 「オオゲツヒメ」最終更新 2019/12/2 17:34
・Wikipedia 「上一宮大粟神社」最終更新 2018/7/12 18:40
・Wikipedia 「稲荷神」最終更新 2020/12/11 16:31








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