セイレイの滝
じわじわ打ち寄せるあの波を見逃さない
鋭利な眼が 細胞の粟立ちを歓喜に変換する
懐かしさと共に押し寄せる
胸にこみ上げてくる何か
圧倒的刹那
それだけで もう十分
なんて云わない・・
たぎたぎし
セイレイの乱舞を もっと魅せて
2013年6月
奈良あきつの
蜻蛉の滝
第21代雄略天皇を虻から救ったという「蜻蛉伝説」を伝える滝
私が生まれた場所では「山の神」を昔々からお祀りしていて、ご祀神の名はオオヤマツミでもコノハナさんでもイワナガさんでもなく。
「山の神」。
社殿はなく、黒木の鳥居の下に自然石の石段があり、その先には巨大な磐座だけがそそり立っている。
清らかな水が流れていて、黒くて細い蜻蛉がいつも飛んでいる。
地名まで山の神。
吉野にあります蜻蛉の瀧に行くと、何故かその光景を思い出します。
セイレイの瀧。
あるいは誰かの 故郷的宇宙。。
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