ポーラスター





海を渡るナーガ

その痕跡はたくさんある


軸は進み

道標の星は動いても

あの蛇龍がナーガとなった彼方に眠る海は今もそこにあり続ける


その名を刻んだ標は鮮やかに浮き彫りながら其処ここに照らしてる

うねる姿

波打つ姿


今も同じ



2020年3月




日本ではとても多い龍神信仰が何を元としているのか。

単に中国から伝えられたという説明はあまりにも短絡的で、古くから日本に根付いている龍の概念の文化を説明すればするほど矛盾が生じます。

星を読み海を渡る人々のことをいくつかの絵にしていますが、こちらもその一つ。

かつて滅んだ太古の文明の守護であったナーガを伴った人々は、この島国にたくさんの地名や言葉を残し、
今も私たちの中に力強く息づいていることを実感している私です。



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