星のなる木 -ラトナマラ-





離れるほどに現実感は増すけど、近づけば蜃気楼の如く…

と、ルジュナが言っていた。。

オオイナルモノノ首飾り✴



今度のオロチは巨大だ

星のなる木が生えている


昔々 シッポから出てきた剣くらいじゃ太刀打ちできないよね

あはは
あの時にもう 罠はしかけられていたじゃない


眼はアカカチのように燃え盛るフイゴ

頭の数はどんどん増えた

張りぼてみたいな攪拌装置は誰が制御する


シッポから 別のものを出す

もう 出てる


水色の宝玉の種

次のタネコがどうなのか知らない


私は 玉の窓を観たいだけだ



2012年7月




ラトナマラとはかれこれ1900年ほど前に実在した方の書のタイトルなのです。

ナーガールジュナ
漢字で書くと「龍樹」

皆さまがよくご存知の「空性」を説かれた方です。
ブッダから数百年、その悟りを理論立てて体系化した人なのです。

随分古い時代を遡っているものばかりだと思われるかも知れませんね。
その理由は、ELCAFLORAはELCAFLORAを知りたいから。

例えば科学は、地球を、自分達人間を知る為に遥か彼方の宇宙を観測します。
宇宙を観測することは、時間を遡ることでもあります。
今目に見えている星の光を追う事は、遥か昔を追って解くことに他なりません。

今もって、科学は何千年も前の人の言葉の裏付けをしながら進んでいるのではないかとも思えてなりません。

この世界の観客であり舞台役者である私達はそれぞれを、どこにはめ込み完成させますか?


そんな
*ラトナマラ*



和歌山県田辺市の闘鶏神社に「ナーガールジュナ」龍樹菩薩がお祀りされています。
中殿の聖宮にお祀りされている「瓊々杵尊命」(ににぎのみこと)の本地仏が龍樹菩薩とされています。







(第29話)【ラトナマラって?お香?ナーガールジュナの思想?】 ELCAFLORAエルフロMitsukoのトキジク日記








HOME