水無月 -カシワバアジサイ-





柏葉の叢林も姿を変え続け

静かに漲る夏の兆し

瑞雨で満たせば一層冴えわたり

てんこもり咲いてる 


描きながら醸してゆくのは 絵では無いんだな

と ふと思った



2013年6月




日本人の持つ感覚

咲き誇る花への歓喜



秋の風に色づく木の葉に遷ろいを感じ

月下に響く虫の声に耳を傾けて愛でる

これがどこから来る情動なのかと思えばやはり思い浮かぶのは遥か昔から遺伝子の奥深い場所に在る縄文の記憶だろう。

ELCAFLORAの絵はそんな記憶の流れを辿りながら私の手を伝い出るものが多いようです。



(第37話)【私の中の縄文人が教えてくれること】ELCAFLORAエルフロMitsukoのトキジク日記




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