化神華「オオヤマレンゲ」





巡る季に咲き成りて消え

又咲き咲きなりて純ハクの化身深山を抱く

遊山の人の目も触れずして



2007年7月




山岳霊場・修行道「大峯奥駈道」で知られる大峰山、
その深山、明星ヶ岳周辺や八経ヶ岳と弥山の鞍部にオオヤマレンゲの希少な群生地があります。
大峰山に自生していて、ハスの花(蓮華)に似た白い花を咲かせることに由来します。

「森の貴婦人」の愛称や中国名で「天女花」と呼ばれるその麗しい咲き姿。
一帯が豪雨で知られるこの地方にありしかも梅雨の時期に咲く唯々無垢な白い花は、
古来より厳しい修験に身を投じる人々の心を優しく包み、その癒しに一時の安息を得た事でしょう。



参考文献
・Wikipedia「オオヤマレンゲ」最終更新 2019/12/6 11:06







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