古への翼





イザナウものが何なのか

焦れるものが何なのか


あれから何度此処に来たことか

ムスヒの杜


振動は
その振動に共振している

今も・・

溢れるものは下にも上にも流れ出す



やっと見つけたわ

一番大事なもうひとつの依代

教えてくれたその人も もう忘れているはずなのに

それも共振?

振りかえった私が見たものは

韻韻と振動する穏やかな目の深泉

似ていた

情熱と引き換えに光を失った人に・・

こんな感じよ
もしも あの和上が目を開けたら



どれほど時が過ぎたかなんて
もう どうでもいい

あなたは
その人の何度目だろうか


私を
沙羅樹の一日花に案内してくれた

「今日は珍しくまだ咲いていますよ、こんな時間に、雲のおかげでしょうね。」


もうひとつのそれのこと

お伝えする事が
私に 出来るのだろうか・・



2011年6月




奈良県御所市にあります高天寺橋本院

瞑想の庭



この瞑想の庭はとても自然体な自分になれるお庭で、何を感じ何を思うか全てこちらに委ねてくれる感覚になります。
そして凄くホッとする安心感と自由感を与えてくれる、違う表現をしますと「空っぽになれる」場所で、
まさに「瞑想の庭」という名前そのものなとても大好きな場所です。



ある時ご住職様がご案内してくださいました沙羅双樹の花です。



(第28話)【高天原と沙羅双樹】ELCAFLORAエルフロMitsukoのトキジク日記








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