吉祥草寺大護摩
地水火風空五輪の清めに木を投じ
はじめて浄なる六根の祓いなり
護摩の煙はなぜか浴びてもけむくはなくて
場の気の躍動する様をそのまま顕現し見せてくれます
2007年8月
「吉祥草寺」(きっしょうそうじ)は奈良県御所市にある本山修験宗の寺院です。
現在でも修験者たちに篤く崇拝されている修験道の開祖である「役行者」はこの付近の茅原の出生とされ、
その役行者により開基、舒明天皇により創建されたと伝わっており、平安時代に理源大師により再建されました。
東西4キロ、南北5キロにおよぶ境内に49寺院を整え隆盛を極めたとされますが、
1349年の兵火で伽藍を焼失するなど、南北朝時代の兵火でことごとく焼失し衰退しました。
毎年1月14日に行われている「左義長法要」(大トンド)に参加した時のこと、
大護摩というものを見たのが初めてだったこともありその迫力に圧倒され、
そのイメージのままに描きました。
11月第2日曜日には100人の山伏が街を練り歩く「御所まち霜月祭」(採燈大護摩供)が行われ、多くの人で賑わいます。
世界で初めて萌えキャラクターを信仰対象として祀る試みが行われているなど、ユニークなお寺でもあります。
参考文献
・Wikipedia「吉祥草寺」最終更新 2020/6/2 2:44
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