夢の夢のまたゆめの・・
あの時玄奘が遥か西方にたどりついた頃
既にその国はひとつの夢に終わりを告げて また違う夢を貪ってた
カケラを集めて戻ってはみたが
散らばる断片はまた別の夢を産むばかり
きっと今も私の真上で「今」の夢は紡がれる
衣装替えした西方浄土が蔓延る中で
黄金比率は廻り笑うだけ
ならば連続した夢を紋ぐ果てに全体を観るのも悪くない
2014年4月
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