月下美人の咲く夜の





まさかそこに現われるなんて

知っていたのだろうか
その主は・・

ないがしろにしていた訳では確かになかった
今までも ずっと

目的地への重要な通過点として


星のかけらは土となる

聖なる埴のフトマニを蘇生させるつもり?
まさか

笑いが止まらない・・

実現させてくれるというの?


言挙げせぬ世界を

そのひとは

ちぎれた玉で ひとつひとつ
丁寧に繋ぎ紡ぐつもりだ

本当に

現われたのだ
あの 海の社から溯上して

歓喜の笑いがとまらない・・



2011年8月








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