神樹海





どの踏み跡を辿っても絶対に道に迷わない

果てしなく深く眩しい神樹海



打てば響きのるつぼの如く

燐が散るような玉響





一体どれくらい歩き続けただろう

遂に樹海の最深部に手が届く


そして気づく

ここが始原の世界なのだと



2013年4月




ELCAFLORAの絵には森が多く登場します。

森は杜となり社となり

深く分け入る樹海の奥に


昔 手にした原初の文明が誘うように鈷鈴を打つ気配を聞く


そんな 神樹海



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