翡翠色の宇宙





何千年も前に身籠った

時のオルゴナイト



時空の風穴で繋がったかのように

太古の風が噎びながらに吹き出してくる

時には源流に迷い込むこともあって

それはそれでラッキー



2009年6月




かれこれ5、6千年は前でしょうか・・・
森と海の文化は調和しながら人々の精神的文化度の高さが頂点を極めていたあの頃。

生み出すモノは全て敬い、もの云わぬ全てのモノに精霊が宿り、海を見ても天地を見ても聖なる恵みの象徴の玉、翡翠色のクニ。


そう、この島では翡翠というアイテムが一大ブームでした。
響きの精妙さが、やはり他の石とは違う。



縄文時代中期頃の山梨県出土の土器のモチーフをモデルにさせて頂きました。
この時代の人々の唯々熱く圧倒的な表現力・・・。



ほぼ10000年間の縄文の歴史上には、私達が知っている以上にとてつもない気候変動や列島が変形する程の海進もありました。

信じられますか?前期には東北地方がとても温暖で豊かなクニだったなんて・・。


糸魚川静岡構造線は日本列島を東西に分ける断層であると同時にフォッサマグナの境界断層でもあります。
この断層の東西の山々から様々な時代の岩石が姫川(糸魚川)や青海川によって日本海まで運ばれ、波に乗って海岸に漂着します。
ヒスイ海岸やラベンダー海岸一帯では、翡翠やネフライト、ごく稀にルビーやサファイアも見つかり多くの人がそれらを探しに訪れます。
私もかつて(今もですけど)何日何日もかけて波を被りながら浜辺をさまよい歩く「翡翠を探す」しかやらない至楽の数日間。
そんな中、大きな波に乗って足元に転がり込んできた奇跡的に大きく美しい翡翠原石が動画(第一話)【翡翠色の宇宙】の冒頭に登場します。




糸魚川翡翠が日本の国石になったとか。

いつの間にか翡翠を取り上げられた私達はそれを取り戻すのに時間を要し過ぎたのでしょうか。



(第一話)【翡翠色の宇宙】ELCAFLORAエルフロMitsukoのトキジク日記




(第18話)【縄文の物語性とELCAFLORAの物語性絵画】ELCAFLORAエルフロMitsukoのトキジク日記








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