音振る静寂





凛凛と鈴ふる静寂指に染む

侵しがたし孤高の淑花

白霧島

寿庵の庭にて



2007年5月




静かすぎる音を描きたくて描いた懐かしい絵。

この庭を毎日見ながら過ごしていた頃が、まるで前世だったのじゃないかと感じるほど遠い世界に思えて不思議。

しかし確実に、今の私を育んでくれた静かで湿潤なその庭の匂いが蘇るとちょっと胸が熱くなります。

ありがとうを込めて。



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