風の森のレガリア





風の森

むかしの風が吹く峠

ひっそり佇むその場所に黒い鳥が編むドルイドの傀儡

烏は今も

光と影を編みづつけてる



2018年9月




ずっとずっと昔、陸が繋がっていた頃には宇宙と太陽と大地を崇める人々がいて、
調和する世界は不変ではなく無限の変化の中にあるものでした。

ある時代、そこから散って行った人々の中に生まれた他を統治する意識とその力を得る為の術としての錬金。

それらを携えて再び帰ってきた人たちが拠点とした一つの場所、


「風の森」


風の森とは奈良県御所市に実在する場所で20歳台の頃からよくうろうろしておりました。
ひたすら探し続けながらも辿り着けなかった場所。

小さな小さなお社、昔の紙の地図には載っていないような神社に、
何十年も経ってから突然転がり込んでようやく辿り着けた感慨。。。

昔々の古代史族の鴨葛城一族の本拠地とされている金剛葛城山麓一帯です。
京都の上賀茂神社・下賀茂神社の元となった場所です。


日本という国がどのようにして出来ていったんだろうという想念。

レガリアとは「王権の証し」という意味で使われます。

例えば三種の神器であったりします。



「八咫烏」(ヤタガラス)

神武東征の際に大活躍した八咫烏、三本足の特徴的な姿で描写されています。
神武天皇は、太陽神の子孫である自分たちは東から西へ太陽を背に受けながら攻め入るべきだと考えました。
その当時、風の森付近を本拠地にしていた鴨一族が大きな八咫烏に化身して案内し、
紀伊半島を大きく迂回し現在の新宮・熊野付近から攻め入り、見事大和へと導いたとされています。


日本霊異記において雄略天皇の一言主神社


今も風の森に舞うレガリアの雄姿が目に浮かびます



参考文献
・Wikipedia「八咫烏」最終更新 2020/12/31 2:56




(第22話)【風の森のレガリア】ELCAFLORAエルフロMitsukoのトキジク日記




(第25話)【風の森とヤタガラスと鴨と日本の謎】ELCAFLORAエルフロMitsukoのトキジク日記








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